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ストーリー

沖縄本島の北部「やんばる」の中心地である名護市。この地で飲食店を営む満名匠吾(まんな しょうご)は、カミンチュ(神事を司どる人)から、「神様に捧げるサンドウィッチを作るように」と告げられる。

神に捧げるにふさわしいサンドウィッチへのヒントを求め、満名は「食」にかかわるさまざまな人に会いに行く。生産者や料理人たちの「食」への想いとその生き方に触れ、満名は「食と人間の生き方」について深く考え始める。

やんばるで繰り広げられる食と自然の物語


あなたにとっての「サンドウィッチ」とは、なんですか?

世界自然遺産「やんばる」

沖縄本島北部に位置するやんばるはその「多様性」から2021年7月に世界自然遺産に登録されました。

日本のわずか0.1%の面積しかない沖縄に日本で生息する生き物の約4分の1が生息しています。鳥にいたっては、日本でみられる鳥の半数が沖縄に。草原や砂漠地帯の多い亜熱帯のインドやメキシコと同じ緯度にありながら、黒潮がもたらす湿った風により年間2000ミリを超える雨量がやんばるの豊かな生物多様性を維持しています。


沖縄の食文化

豚肉がよく食べられる沖縄県では、余すところなく料理に使うことから「鳴き声以外は全て食べ尽くす」と言われている。

「沖縄料理」は東道盆(トゥンダーブン)と言われる「宮廷料理」とチャンプルーに代表される「庶民料理」に分けられる。その後、アメリカから影響を受けた、スパムおにぎりやタコライスが登場する。

今回の映画では、やんばるの食文化に深く関わりのある作り手によって多種多様な「サンドウィッチ」が登場します。

登場人物

満名 匠吾

やんばるの料理人

飲食店を経営する傍ら、沖縄らしい暮らし方を追求する料理人の満名 匠吾。ハルに”神様へお供えするサンドウィッチ”を作るよう言われ、愛車に乗って食に関わる人に会いながらサンドイッチのヒントを探す旅?!がはじまる。   

ハル

カミンチュ

ハルは祥平に、満名へ御願の件で連絡するよう伝えていた。毎度お付きの仕事を誰かしらにお願いするのだが、お供物があるときは、必ずと言って満名を指名する。なぜならば、料理人が作るお供えものが美味しいから。そう。ハルは食いしん坊なのである。

祥平

具志堅の従兄弟

満名の友人ショウヘイは、ハルサー見習いだが口は達者。地域を思う従兄弟の興児のことを密かに尊敬している。いつも面倒くさいことを言う満名には、偉そうな口をきく。今回のサンドウィッチの件も、またかーっと言いながらもほっとけない。

瀬良垣 朱里 

古民家カフェオーナー

満名家近所にある古民家カフェ。沖縄らしい食材を扱う身体にも優しいメニューのお店。海水を汲んで作るゆし豆腐も人気。満名にサンドウィッチの事を相談され…失笑しながらも、いつも野菜を持ってきてくれる眞栄田さんに自分でも作ってみたくなった。

眞栄田 ミエ子

畑人(ハルサー)

畑仕事が好きな眞栄田。作った野菜を友達に分けたり、畑でユンタク(おしゃべり)することが生き甲斐。古民家カフェの喜納さん(朱里さんお母さん)とは古くからの友達。お店へも育てた野菜や花を持っていくのが楽しみの一つである。

三浦 大樹

養蜂家

満名家周辺に住み、古民家カフェにみつばちの巣箱を置いて管理を手伝っている。眞栄田さんがカフェにいるときに居合わせ、どうやら満名くんはサンドウィッチを作っていると知り、僕だったらなーと一人妄想が膨らむ。

具志堅 興児

農園オーナー

従兄弟である農家見習いの祥平と共に、地域農業を目指し、地域が元気になることや助け合いの精神を持ちながら農業を次世代に繋げていくために奮闘中。地元の仲間と作業場でやる食材持ち寄りの飲み会は大切にしている時間の一つ。

齋田 実美

ヴィーガニスト

満名が”やんばる”を離れ最初に来たのは中部宜野湾。野菜について考えたら最初に思いついた、ミミさん。どんな野菜を使っているのか?どうしてお肉を食べなくなったのか?畜産に関わる満名とお肉を食べないミミ。相反する二人の会話は…。

わたるん

自然農法家

ヴィーガンのミミさんがおすすめする、不耕起、自然栽培(自然農)。今帰仁で活動する航さん。畑へ行くと裸足で登場。山の中をウロウロ。作物を育てている様子はなく、どこに野菜があるのか?一人黙々と山作業する謎の人物。

仲村 茂樹

海人(ウミンチュ)

遊漁船業として海に関わる仕事をしている。減り続ける漁獲量を危惧しながら、祖父から受け継いだ、海人としての誇りを今も忘れていない。満名がふらりと訪ねてきて、一緒に糸を垂らしながらユンタク(おしゃべり)。思いも寄らぬ質問に言葉を失う…。

上江田 崇

那覇の料理人

「グローバル」と祥平に言われ、領事館専属料理人を経験しイタリア各州を周り料理の腕を磨いてきた彼ならばきっと、”サンドウィッチの答えが見つかるはず”と期待した満名は那覇まで出かける。上江田は淡々と答える。しかしながらその答えは…。

知念 伽央梨

琉球料理研究家

節目節目の行事を大切にしながら暮らしにある琉球文化を実践し、後世に伝える活動として琉球料理食事会などを開催し多くの人に広めている。自身で経営するアーユルヴェーダサロンには、琉球漆器が所狭しと並んでおり、食だけでなく器、着物など沖縄人としての琉球文化を日々研究している。

モコ

ナレーター

物語を案内してくれるガイド。たまに質問を投げかけてくれます。

監督:岸本司

コメント:

「ロケ地の多くが沖縄本島北部、通称やんばると呼ばれる自然豊かな場所でした。普段は美しい風景が眼前に広がっても緊張は途切れず撮影のことしか頭にありません。しかし今回は風景を堪能しながら撮影しました。ゆっくりと空気を吸いながら自然を楽しみ、出演者と話をしていると自ずとイメージが見えました。心がけたのは「なるべくありのままに撮ること」。出演者がそこに存在すれば間違いなく面白い映画が出来ると確信していました。それはやんばるの自然とそこに住む人々の力かも知れません。」

プロフィール:

・インディーズ映画「エイジリズム」で小学館主催林海象カップグランプリ受賞。

・第三回阿刀田高恐怖短編賞「安心」で優秀賞受賞。

・「ニービチの条件」でSHORT SHORTS FILM 2012・国土交通大臣賞。

ロチェスター(アメリカ)国際映画祭・特別賞受賞。

・「こころ、おどる」でSHORT SHORTS FILM FESTIVAL &ASIA2015 コ

ンペティション「ジャパン部門」優秀賞受賞

・ LA映画フェスタ・コンペティション「ゴールデン・ジパング賞」受賞。

・長編映画「ココロ、オドル」 2019年ハンブルグ日本映画祭 大賞受賞。

プロデューサー:大朝將嗣

「戦後の経済成長、バブル以降、人の幸福の基準はお金に集中し、お金を得るために働くという生活様式になり、最終的にその様が歪んだ形のトライアングル「衣・食・住」になっている。Natureを表現する一つの手段として、前述の崩れた三角形の一番隅に追いやられている「食」を最重要テーマとして取り上げ、沖縄北部、やんばるに暮らすハルサー(畑人)、ウミンチュ(海人)、養蜂家の方々にお話を聴きとり、それぞれの立場からみた、食への考え方、自然の在り方を、料理人満名匠吾(島豚七輪焼満味オーナー)が、ストーリーテラーとなって、物語を進めていきます。「SDG`s」「食育」が問われる今、私たちの暮らし方を今一度考えるきっかけになるでしょう。」

ニュース

2022.11.01 映画「HAPPY SANDWICH」 特別サイト公開


公開情報

公開決定が決まり次第、順次アップロードします。


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